〜 経験に基づく「勘」〜
30年近く前、経理の仕事をしていたときのこと。
非常に多くの行数の足し算や引き算を電卓で行う際、どうしても間違いが生じることがあり、新入社員の頃は1行目から何度も検算していました。
だんだんと計算や数字に慣れてくると、検算時に生じた差額を見て、どこで計算を間違えたのかが「勘」で推測できるようになりました。
電卓を打ち間違えるポイントは、「6」と「9」の見間違えや、数字の一の位と十の位の逆転など。該当する箇所を注意して見直すことで、原因究明のスピードを早めることができました。
経験に基づく「勘」。
感覚的な判断のように見えますが、経験則に裏付けられた合理的な判断であり、課題解決の場面ではとても重要な要素であると感じます。
合理的で冷静な判断。引き続き心がけ、より良いサービスを提供してまいります。


